「このままこの会社で働き続けてて将来本当に大丈夫なのかな・・・」
20代の頃の私は、毎晩のようにスマホで『20代 平均年収』『30代 勝ち組 年収』なんてワードを検索しては、
自分と周りを比べて溜息をついていました。
焦って転職サイトを眺めても、自分には特別なスキルがあるわけじゃない。
今の会社で頑張っても、給料が爆上がりする気配もない。
でも今になって振り返ると、あの時の「焦り」こそが現状を変える最大のエネルギーだったと確信しています。
この記事では、低年収の不安に押しつぶされそうだった私が、
そこから抜け出すために「真っ先に捨てた3つの考え方」を共有します。
1.「今の会社で頑張り続ければ報われる」という期待を捨てる
私が社会人として働きだしたのは2007年。
日本のビジネスシーンの特徴としては、これまでの終身雇用制度に対する価値観が変わり始めたくらいですかね。
人員のスリム化、非正規雇用の拡大、成果主義評価など、企業の構造改革が始まってきた頃だったと思います。
当時は社会的にも(※特に私の親世代は)『転職=キャリアダメージ』という考え方が強く、
私も「とにかくこの会社で頑張っていこう」と思って一生懸命働いていました。
入社して3年経ったくらいですかね、ある日当時の課長職上司とお金の話をする機会がありました。
ざっくばらんに話をする中で、ふとしたタイミングでその上司の年収を知ることになったのです。

俺今年で50歳になるんだけどさ、いま年収600万なんだよね~

えー!そんなに貰ってるなんで良いですね!飲み連れてってくださいよ~笑
当時、各種手当を含めて年収400万くらいでしたので、その会話中は「年収600万いいな~」程度にしか思ってませんでした。
会話も終わり、その日の仕事も終えて帰宅後、
ふと上司との会話を思い返すと、何故かモヤモヤした気持ちになると同時にひとつの疑問が芽生えました。
『50歳で年収600万、、、あれ?このままあと30年弱この会社で働いてもそんなものなの?』
もちろん上司のことを見下した感情でもなく、今の職場に対する不満ということでもなく、
何か将来に対する絶望感のようなものが襲ってきたことをよく覚えています。
それと同時に、ひとつの会社で働き続けることに対して、「会社に人生を預けるリスク」に気づくこととなりました。
そして、『転職』という選択肢が私の中で生まれたのです。
2.「自分には特別なスキルがない」というブレーキを捨てる
『転職』を選択するにしても、まず何から動いたら良いか当時の私はわからず、
とりあえず転職サイトから情報収集することにしました。
転職サイトには、【第二新卒歓迎!】と書かれた求人がたくさん掲載されており、
それを見た私は「ちょうど第二新卒世代だし、これはすぐに転職できそうだな」と安心した記憶があります。
今思えば単純志向すぎますよね。。笑
皆様の中にも経験された方は多いと思いますが、
転職サイトへの登録を進めていく中で、今の仕事内容やスキル等を洗い出していきますよね。
そこでもまたショックな出来事が起こります。
「あれ、自分の強みって一体なんだろう。。」
そうです。自分の強みが一切思い浮かばないのです。
当時の会社は東証一部上場の企業で、社会的認知もそれなりに大きな会社でしたが、
そこで資格を取得したわけでもなく、特別なキャリアを積んだわけでもなかったので、
いざ私個人にフォーカスしてみると、実は何もアピールできるものがありませんでした。
「自分の市場価値って、実は全く無いんじゃないか。。」
そんなショックを受けたことを鮮明に覚えています。
とはいえ、何とか絞り出して書きあげた自分のキャリアを引っ提げて、
転職サイトを通じてエントリーを開始。
今思えば、よく心折れずにエントリーできたなと思います。(やはり若さですかね。笑)
かなり端折りますが、この時5社面接まで進み、その内2社から内定も頂くことができました。
当時は「ほら、自分の能力を評価してくれる会社はたくさんあるじゃん!」くらいに楽観してましたが、
今思うと採用面接官が評価したところって、『社会人マナーを持った若手』くらいなものだったでしょうね。
昔の私、ドンマイ。笑
ただ、当時の私は気づいていませんが、
若手社員として当たり前だと思っていた『やり切る力』や『素直さ』が、
実は市場では立派なスキルだったということに最近になって気づきました。
3.「とりあえず動けばなんとかなる」という甘えを捨て、戦略を練り直す
さて、無事に転職活動を行い内定を2社頂いた私でしたが、
実をいうと、転職した会社はその時内定を頂いた2社では無いんです。
当時内定を頂いた会社からのオファー内容は、
業種もガラリと変わるので、年収は下がるものでした。
(元々小売業の会社に勤めてまして、内定貰った会社は人材派遣業でした。)
「あれ、これって職場が変わるだけで、今の生活や将来の希望が良くなってないじゃん」
20代中盤の私といえば、結婚して子供も生まれるという人生の大きな節目真っ最中でしたので、
家族に負担が及ぶ形での転職には、最後の最後で踏み出すことができませんでした。
結果、その時には転職せず当時の会社に残るという判断をしました。
そうした中、改めて『転職』に対して自分の中で整理をしました。
今思えば転職のための戦略も計画性も何もないままよく動いたものだと少し呆れますが、
逆に転職活動をしたおかげで、自分のキャリアについて真剣に考える良い機会になりました。
その時に考えた私の戦略がこちらです。
- 自分のスキルを客観的に示せるようになる
- 相談できる転職のプロを利用する
- 今の会社での仕事を全力で取り組む
日々業務で扱うこともあり、実はExcelはかなり得意でした。
関数を駆使したり、マクロを組んで業務効率化を実行出来るレベルでしたので中々有効な武器です。
ただ、転職の面接時にそのスキルを上手く伝えることができず、
「結局君のスキルレベルはどの程度なの?」という疑問を面接官に抱かせていたと思います。
そこで考えたのは、「自分のスキルレベルを誰が聞いても理解してもらえるようにする」ということです。
思い立ったらすぐ行動、ということですぐに調べたところ、
マイクロソフト認定資格「Microsoft Office Specialist(MOS)」というものを発見しました。
すぐに申し込み、対策テキストを買って読み始めたところ、ある感情が。。
「あれ、これめっちゃ簡単じゃん」
そうなんです、毎日仕事で扱っているので全く気付いてませんでしたが、
私のExcelスキル、いつの間にか上級レベルだったんです。(ゴメンナサイ笑)
ということで試験は一発合格、無事にマイクロソフト認定の資格を取得できました。
これで、面接時に長々と説明せずとも、一発で私のExcelレベルを伝えることができるようになったのです。
次に立てた戦略は、『転職のプロに相談する』、という事です。
転職活動を経験された人はわかると思いますが、
転職活動って人に相談しづらいですよね。特に職場の人には。
また、転職サイトを使って自力で求人を探すのにも限度がありますし、
正直面接や職務経歴書の書き方について不安を感じ、誰かに相談したくなるんです。
ですので、2回目の転職活動では転職エージェントを利用しました。
やはりプロの知見、プロの求人情報でしたね。
私の希望する職種や要望を踏まえつつ、一緒になって転職活動を伴走してくれました。
最後の戦略は、『今の会社での仕事に全力で取り組む』です。
えっ?どういうこと? と思われるかもしれませんが、これにもきちんと理由があります。
転職を考え始めると、どうしても今の会社での仕事に力が入らなくなってしまいます。
なぜなら、「どうせ辞めるんだし」という感情がどこか芽生えてしまうからです。
ただ、そうした気持ちの変化、特にネガティブな感情変化というものは行動に表れやすいんですよね。
・ 今まで当たり前にこなしていた業務でミスが発生する
・ 上司との会話を避けがちになる
・ 定時が過ぎたらそそくさと帰る
同じ職場の人からすると、違和感がある。
その結果、転職を疑われる、居心地が悪くなる、といった悪循環が発生してしまいます。
ここからは私の持論ですが、
たとえ辞めてしまう会社で今後縁がなくなるとしても、
今いる場所での秩序を乱す奴はどこへいっても秩序を乱す奴になる、
と思っています。
また、私も転職して痛感しましたが、
結構世界って狭いんですよね。
もう一生会わないだろうと思っていた同僚と、商談先でバッタリ再会したなんて、よくある話です。
ですので、『立つ鳥跡を濁さず』の精神でいた方が、確実に自分にとってプラスになります。
それと、結構見落としがちなのが、『今いる会社の良いところ』です。
転職活動をしてみて、初めて自分の中で比較対象ができたことで、
冷静に転職するかどうかを判断できるようになりました。
その判断精度を高めるには、本気で今の業務と向き合い、会社の事を考えることが重要になります。
まとめ:焦りは、君が進化しようとしている証拠
20代の頃、夜も眠れずに年収を検索していたあの時の私に伝えたいのは、「その焦りは正しい」ということです。
会社に依存せず、自分の足で立つために戦略を練り、プロを頼り、今の場所でも全力を尽くす。
その積み重ねが、今の私を作ってくれました。
もし今、あなたがかつての私のように不安でいっぱいなら、
まずは自分の手元にある「当たり前のスキル」を見直すことから始めてみてください。
このブログでは、これからも私が実践してきた「仕事と人生のハック術」を出し惜しみなく発信していきます。
一緒に、もっとラクに、もっと賢く生きていきましょう!
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